夢を追って家出し、帰る場所を失った息子とその家族と、その一方で思わぬ親切を受け更正を誓う出獄者2人の対照的な運命が、D・W・グリフィスなどの影響を受けたクロス・カッティングの手法で描かれる。1920年に映画産業へ進出した松竹が、芸術的な映画の製作をすべく、新劇の改革運動の指導者・小山内薫を迎えて設立した「松竹キネマ研究所」の第1作で、日本映画の欧米化を推進する「純映画劇運動」の流れをくむ村田實の監督作品。
小ホール
路上の靈魂
夢を追って家出し、帰る場所を失った息子とその家族と、その一方で思わぬ親切を受け更正を誓う出獄者2人の対照的な運命が、D・W・グリフィスなどの影響を受けたクロス・カッティングの手法で描かれる。1920年に映画産業へ進出した松竹が、芸術的な映画の製作をすべく、新劇の改革運動の指導者・小山内薫を迎えて設立した「松竹キネマ研究所」の第1作で、日本映画の欧米化を推進する「純映画劇運動」の流れをくむ村田實の監督作品。 '21(松竹キネマ研究所)(監)(出)村田實(原)ウィルヘルム・シュミット=ボン、マクシム・ゴーリキー(脚)(出)牛原虚彦(撮)水谷文次郎(美)溝口三郎(出)小山内薫、英百合子、伊達龍子、東郷是也、久松三岐子、澤村春子、南光明、蔦村繁、岡田宗太郎 ■(監)=監督 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術 (音)=音楽 (出)=出演 |
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