原作:近松門左衛門(1720年初演)
遊女・小春とその馴染み客の心中事件をもとにした浄瑠璃を原作とする、近世文学の映画化の中でも特異な位置を占める篠田正浩の一大実験作。遊郭を現代美術作品のように構成したイラストレーター粟津潔、コントラストの強い撮影を志向した成島東一郎、音楽をシナリオの一要素にまで高めた作曲家武満徹など、さまざまな才能がぶつかり合う稀有な場となった。
小ホール
心中天網島
原作:近松門左衛門(1720年初演) ’69(日本アート・シアター・ギルド=表現社)(監)(脚)篠田正浩(脚)富岡多恵子(脚)(音)武満徹(撮)成島東一郎(美)粟津潔(出)中村吉右衛門、岩下志麻、河原崎しず江、左時枝、日高澄子、滝田裕介、小松方正、加藤嘉、藤原釜足 ■(監)=監督 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術・装置 (音)=音楽 (出)=出演 |
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