映画を見よう!
3月20・21日・3月27・28日・4月3・4日 東京国立近代美術館フィルムセンター 大ホール(2階) 料金
1
3月20日(土)ごぜん10時30分
白蛇伝(79分)[アニメーション]
中国の美しい物語から生まれた日本初の長篇アニメ 中国の昔話を題材にした作品です。若者が心を奪われた美少女は、彼に命を救われた白蛇の化身でした。娘の正体を知る法師が魔法で戦いを挑みますが、パンダなどの動物達の応援でやがて二人は結ばれます。美しくて楽しいこの作品は、日本で最初の長篇アニメです。 1958年 監督:薮下泰司
2
3月20日(土)ごご1時
雨月物語(96分)
はかなく消えた幻の世界…日本映画の傑作中の傑作 江戸時代に書かれた上田秋成の怪奇小説(全9話)のうち、「蛇性の淫」と「浅茅が宿」を映画化したものです。戦国時代、金と出世にまどわされた男たちが、妻の忠告に耳を貸さなかったばかりに悲劇をむかえる話が、水墨画のような白黒の映像で神秘的に描かれています。 1953年 監督:溝口健二 出演:京マチ子、田中絹代、森雅之
3
3月21日(日)ごぜん10時30分
西遊記(88分)[アニメーション]
空を駆け、地を走る孫悟空の大活躍! この有名な物語は映画やテレビで何度も取り上げられていますが、これは日本で初めてアニメーション映画になったものです。責任者を務めたのは、「鉄腕アトム」を始めとする多くの漫画で有名な手塚治虫です。孫悟空の大活躍とともに、悟空に恋するリンリンも登場します。 1960年 監督:手塚治虫
4
3月21日(日)ごご1時
椿三十郎(95分)
勇気と知恵で悪とたたかう三十郎…黒沢監督の名作 世界のクロサワの、大ヒット作『用心棒』に続く痛快時代劇。お家騒動に揺れる城下町に現れた浪人の三十郎が、正義感に燃える若者たちに知恵をさずけながら本当の黒幕を暴き出します。所々にユーモラスな場面が見られますが、アッと驚くラスト・シーンにもご期待! 1962年 監督:黒沢明 出演:三船敏郎、仲代達矢、加山雄三、志村喬
5
3月27日(土)ごぜん10時30分
ルパン三世 風魔一族の陰謀(74分)[アニメーション]
お宝はいったい誰のものに…楽しい痛快アクション! 「ヤング・コミック」誌やテレビ・アニメで大人気の原作は、劇場用アニメとしても6本作られました。この作品はその第4作で、黒縄家の莫大な財宝をめぐって、おなじみのルパン、五右衛門、銭形、不二子らが風魔一族と敵味方入り乱れての物語を展開します。 1987年 監督:大関雅幸
6
3月27日(土)ごご1時
大魔神怒る(79分)
虐げられた人々のために怒れ!大魔神 戦国時代、平和な国に攻め込んだ悪大名は人々を苦しめ、守り神である埴輪の武人像までこわしてしまいます。ついに怒った大魔神が湖の底から現れて悪人どもをこらしめるこの作品は、時代劇に特殊撮影技術を取り入れた「大魔神」3部作の第2部です。 1966年 監督:三隅研次 出演:本郷功次郎、藤村志保、内田朝雄
7
3月28日(日)ごぜん10時30分
ラッコ物語(93分)
映画になったアラスカの仲良しラッコたち めすラッコのエミリア、エミ、エミリン三代の、母から娘、孫へと伝えられる子育て愛情物語です。エミの母との悲しい別れや勇敢な戦いを描き、アラスカの海で長期間撮影されたこの映画は、テレビの人気番組「わくわく動物ランド」のスタッフによって作られました。 1987年 監督:永田貴士
8
3月28日(日)ごご1時
時をかける少女(104分)
タイム・スリップで私たちの恋はどうなるの? 化学室でフラスコを誤って落としてしまった女子高生。ラベンダーの香りのする白い煙に包まれた彼女は、気がついた時から過去・現在・未来を自由に往来できる能力を身につけてしまいます。坂道の小さな街を舞台に少女の夢や恋や友情が描かれるファンタジー。 1983年 監督:大林宣彦 出演:原田知世、高柳良一、尾美としのり
9
4月3日(土)ごぜん11時
日本沈没(143分)
日本がもうすぐ海に沈む! 大迫力のSF映画 原作の同名SF小説は当時のミリオン・セラーとなりました。小笠原諸島深海の異変からひとりの科学者が日本列島の消滅を予言、次第に彼の予想が的中して列島の沈没が始まる…。特殊撮影技術の総力を挙げて作られたこの映画は、記録破りの大ヒットとなりました。 1973年 監督:森谷司郎 出演:藤岡弘、いしだあゆみ、小林桂樹、丹波哲郎
4月4日(日)ごぜん11時
瀬戸内少年野球団(143分)
やっと戦争が終わった、でも大人たちは… 数々の大ヒット歌謡曲の作詞家阿久悠が、自分の子供時代を書いた小説を映画化したもの。のどかな淡路島を舞台に、戦争後の子供たちの生活や大人たちの考え方が描かれています。子供たちは一般から選ばれ、若くして亡くなった夏目雅子が主人公を生き生きと演じています。 1984年 監督:篠田正浩 出演:夏目雅子、郷ひろみ、山内圭哉、佐倉しおり 保護者・指導教員・引率者の皆様へ 「こども映画館」は、児童・生徒を対象としたフィルムセンターの映画上映プログラムです。年2回、春休みと夏休みの期間に開催します。「こども映画館」は次のような目的で企画されています。
子供たちが映画館に集まり、みんなが暗闇のなかで集中して大きなスクリーンを見つめ、泣き、笑い、緊張し、興奮し、感動する――かつてはごく当たり前であった、こうした映画の原風景の素晴らしさを、今日の子供たちにも味わってもらいたいと思います。きっと良い思い出になることでしょう。 ★「こども映画館」は先着順の入場です。発券・開場は開映の30分前から行ない、定員(310名)に達し次第締め切ります(各回入替制)。観覧券(2階受付で発券)は当日・当該回にのみ有効です。開映後の入場はできません。 先着100名のお客様に素敵な記念品をさし上げます(小・中学生のみが対象となります)。 東京国立近代美術館フィルムセンター ▼交通: |