「こども映画館 2002年の夏休み」は終了いたしました。
次回、春休みの「こども映画館」をお楽しみに。
映画
を見よう!
「こども映画館」へ行こう!
みなさんはいままでにどんな映画を見ましたか――
「ハリー・ポッター」「ゴジラ」それとも「千と千尋の神隠し」?
みなさんはいままでどこで映画を見ましたか――
家の中で家族いっしょにテレビで? それとも大きな映画館に連れていってもらいましたか?
ここはみなさんの映画館――「こども映画館」です。
ここでは、ふだん見ることのできないむかしの映画を見ることができます。涙と笑い、興奮と緊張、そしてなによりも感動を与えてくれます。
夏休みになったらみんなで「こども映画館」へ行ってみましょう。ひとりでも、おとなの人といっしょでももちろん大丈夫。
「こども映画館」――そこは、お父さんお母さん、お祖父さんお祖母さんがずっとむかしに見た映画に出会えるかもしれない夢のタイムマシン空間。
会場のフィルムセンターは京橋交差点のすぐ近くにあります。
7月30日(火)→ 8月4日(日)
東京国立近代美術館フィルムセンター 大ホール(2階)
協力:IMAGICA
料金
小・中学生 100円
幼児(未就学児童)無料
一般 500円 高校・大学生・シニア 300円
*子供たちの引率や付き添いではない大学・専門学校生、一般、シニア(65歳以上)の方々の単独鑑賞はご遠慮願います。
1 7月30日(火)ごご1時 8月2日(金)ごご4時 用心棒(110分)二人の親分が縄張り争いをしている宿場町に、桑畑三十郎と名乗る得体の知れないサムライがふらりとやってきました。困り果てている町の人々のために、三十郎は、知恵をめぐらして両方の親分をやっつけようと大活躍します。日本映画の偉大な監督、黒澤明の代表作のひとつで、世界的な俳優、三船敏郎が型破りの剣豪を演じました。 1961年 監督:黒澤明 |
2 7月30日(火)ごご4時 8月3日(土)ごご1時 風の又三郎 ガラスのマント(107分)母と二人暮らしの少女、かりんの前にある日三郎という少年が現れました。三郎は二百十日の風の日に転校してきたので、学校では「風の又三郎」と呼ばれます。三郎が来てから、周囲では不思議なことばかり起こるようになりました…。宮沢賢治の有名な物語を映画にしたもので、東北地方の美しい自然を背景に、子供たちの友情と別れが生き生きと描かれています。 1989年 監督:伊藤俊也 |
3 7月31日(水)ごご1時 8月4日(日)ごご4時 大魔神(84分)戦国時代、丹波の国の山奥では、反乱を起こした悪い家老の圧政に村の人々が苦しめられていました。しかし、もはやこれまでかと思われた瞬間、人々の祈りを聞いて伝説の大魔神が変身し、立ち上がります。そこには、怪獣映画とはまた違った、特殊撮影の迫力を感じ取ることができるでしょう。 1966年 監督:安田公義 |
4 7月31日(水)ごご4時 8月2日(金)ごご1時 アニメーションの世界(82分)日本のアニメーションは、いま世界の子供たちに愛されています。絵が動くセル・アニメーションがいちばん有名ですが、その他にも人形、紙、毛糸などいろいろな素材や方法によって優れたアニメ映画が作られてきました。ここでは人形アニメを中心に、5つの作品を上映します。どんな小さな動きにも、作り手の繊細な工夫が込められていることを確かめてください。 「花ともぐら」(1970年、16分) 監督:岡本忠成 「モチモチの木」(1972年、17分) 監督:岡本忠成 「ちからばし」(1976年、11分) 監督:岡本忠成 「野ばら」(1976年、19分) 監督:高橋克雄 「道成寺」(1976年、19分) 監督:川本喜八郎 |
5 8月1日(木)ひる12時 8月3日(土)ごご4時 怪談(161分)「黒髪」「雪女」「耳無し芳一の話」「茶碗の中」という4つの話からなる作品で、今どきの怪談映画とはまた違った、深みのある恐さをたたえています。日本に帰化し、日本文化を世界に伝えたイギリス人、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の有名な原作を元にしています。色彩の使い方や豪華な装置、そして武満徹が作曲した和楽器中心の音楽にも注目してみましょう。 1964年 監督:小林正樹 |
6 8月1日(木)ごご4時 8月4日(日)ごご1時 次郎物語(110分)昭和の始め、次郎は母親が病弱だったため田舎の家に預けられ、6歳になって実家に戻されました。伸び伸びと育った次郎は、母親や兄にも、格式ばった実家の雰囲気にも慣れることができません。家の没落や母との死別という悲しみの中で、それでも次郎はたくましく育ってゆきます。下村湖人の書いた「次郎物語」から、その少年時代の話を映画にしたものです。 1987年 監督:森川時久 |
■上映の前に、映画についてのお話があります。
7月30日(火) | 7月31日(水) | 8月1日(木) | 8月2日(金) | 8月3日(土) | 8月4日(日) |
ごご1時 用心棒(110分) | ごご1時 大魔神(84分) | ひる12時 怪談(161分) | ごご1時 アニメーションの世界(82分) | ごご1時 風の又三郎 ガラスのマント(107分) | ごご1時 次郎物語(110分) |
ごご4時 風の又三郎 ガラスのマント(107分) | ごご4時 アニメーションの世界(82分) | ごご4時 次郎物語(110分) | ごご4時 用心棒(110分) | ごご4時 怪談(161分) | ごご4時 大魔神(84分) |
保護者・指導教員・引率者の皆様へ
「こども映画館」は、児童・生徒を対象としたフィルムセンターの映画上映プログラムです。年2回、春休みと夏休みの期間に各1週間ずつ開催します。「こども映画館」は次のような目的で企画されています。
子供たちが映画館に集まり、みんなが暗闇のなかで集中して大きなスクリーンを見つめ、泣き、笑い、緊張し、興奮し、感動する――かつてはごく当たり前であった、こうした映画の原風景の素晴らしさを、今日の子供たちにも味わってもらいたいと思います。きっと良い思い出になることでしょう。
★「こども映画館」は先着順の入場です。発券・開場は開映の45分前から行ない、定員(310名)に達し次第締め切ります(各回入替制)。観覧券(2階受付で発券)は当日・当該回にのみ有効です。開映後の入場はできません。
★「こども映画館」は小・中学生および高校生のための上映企画です。子供たちの引率や付き添いではない大学・専門学校生、一般、シニア(65歳以上)の方々の単独鑑賞はご遠慮願います。
先着100名のお客様に素敵な記念品をさし上げます(小・中学生のみが対象となります)。