伝説の映画コレクション 早稲田大学演劇博物館所蔵フィルム特別上映会
明治期の活動写真から南方占領地の宣伝映画まで 明治大正期の映画会社が製作した新派、旧劇映画の数々。『櫻田血染ノ雪』は鴻池善右衛門氏、それ以外は北海道の九島興行社長九島勝太郎氏旧蔵のコレクションで、その一部を紹介した1963年の上映会は「国宝的活動写真」の発掘として話題を呼んだ。 心中天網島 紙治内の場 弁士の草分け、駒田好洋が創立したセカイフイルム社旧蔵のドイツ無声映画。駒田没後の1938年、セカイフイルム社からは、現存最古の和製映写機や初期映画のポスター等、貴重な資料群が寄贈され、演劇博物館の映画コレクションが形づくられる最初の基盤となった。 野鴨 太平洋戦争末期に日本映画社ジャカルタ製作所が製作した宣伝映画。同製作所で企画部長を務めた小林勝氏寄贈のフィルムで、今回上映する2本は、当時のフィルムのほとんどを接収したオランダのフィルム・アーカイブにも所蔵の無い貴重な作品である。 ■(監)=監督 (原)=原作 (脚)=脚本 (撮)=撮影 (美)=美術 (音)=音楽 (出)=出演 主催:東京国立近代美術館フィルムセンター、早稲田大学演劇映像学連携研究拠点 ユネスコ「世界視聴覚遺産の日」(10月27日) |
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