安政時代に「日光御成道」と呼ばれた本郷通りに店を構えた髪結庄・伊勢屋吉左衛門が遺した2巻の絵図を丹念に辿りながら、そこに描かれた江戸庶民の生活の喜びを見つめていくドキュメンタリー。伊藤惣一による日常的な語りのナレーションを導入した演出は、当時、斬新であった。1978年度「キネマ旬報」文化映画ベスト・テン第一位。
大ホール
絵図に偲ぶ江戸のくらし –吉左衛門さんと町の人々–
安政時代に「日光御成道」と呼ばれた本郷通りに店を構えた髪結庄・伊勢屋吉左衛門が遺した2巻の絵図を丹念に辿りながら、そこに描かれた江戸庶民の生活の喜びを見つめていくドキュメンタリー。伊藤惣一による日常的な語りのナレーションを導入した演出は、当時、斬新であった。1978年度「キネマ旬報」文化映画ベスト・テン第一位。 '77(岩波映画製作所)(監)(脚)時枝俊江(製)安達弘太郎(撮)八木義順(解)伊藤惣一 アジアはひとつ
布川徹郎や井上修が中心となり1968年に結成された映画集団NDUの第4作。『沖縄エロス外伝 モトシンカカランヌー』(1971)のアプローチをさらに突き詰めた本作では、返還直前の沖縄本島、宮古島、八重山をめぐり、さらに台湾へと移動しながら、日本の歴史の中で国家や民族の枠組みを越境してきた人々に取材している。 '73(NDU日本ドキュメンタリストユニオン)布川徹郎 ■(監)=監督 (製)=製作 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (照)=照明 (美)=美術・装置 (音)=音楽 (録)=録音 (編)=編集 (出)=出演 (解)=解説・ナレーション |
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