曽野綾子の同名小説を映画化。マリリン・モンローを想起させる、一人の女優(若尾)の男性遍歴と謎めいた最期が描かれる。公開当時の「キネマ旬報」評では「シナリオの構成に風の吹き抜ける隙間があって、余計なことを考えさせる」といった具合に、偶然性や御都合主義が批判されていた。1960年の『白い崖』と同様に、今井監督への期待にそぐわぬものと受け取られたようである。
大ホール
砂糖菓子が壊れるとき
曽野綾子の同名小説を映画化。マリリン・モンローを想起させる、一人の女優(若尾)の男性遍歴と謎めいた最期が描かれる。公開当時の「キネマ旬報」評では「シナリオの構成に風の吹き抜ける隙間があって、余計なことを考えさせる」といった具合に、偶然性や御都合主義が批判されていた。1960年の『白い崖』と同様に、今井監督への期待にそぐわぬものと受け取られたようである。 '67(大映東京)(監)今井正(原)曽野綾子(脚)橋田寿賀子(撮)中川芳久(美)下河原友雄(音)渡辺岳夫(出)若尾文子、原知佐子、津川雅彦、藤巻潤、田村高廣、志村喬、船越英二、根上淳、山岡久乃、田中三津子 ■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術・装置 (音)=音楽 (出)=出演 |
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