ワシントン軍縮会議を米英による陰謀と強調した時局映画の一本だが、一方では「軍艦の父」と呼ばれた平賀譲中将を描いた伝記映画でもある。主人公を中心に多くの技術者の悪戦苦闘と軍艦建造への情熱を、記録映画的に淡々と描く今井監督の演出方法は、戦後の実在の人物や実際の事件を扱う一連の作品に引き継がれている。
大ホール
怒りの海
ワシントン軍縮会議を米英による陰謀と強調した時局映画の一本だが、一方では「軍艦の父」と呼ばれた平賀譲中将を描いた伝記映画でもある。主人公を中心に多くの技術者の悪戦苦闘と軍艦建造への情熱を、記録映画的に淡々と描く今井監督の演出方法は、戦後の実在の人物や実際の事件を扱う一連の作品に引き継がれている。 '44(東宝) (監)今井正(脚)山形雄策、八木沢武孝(撮)小倉金弥(美)平川透徹(音)山田和男(出)大河内伝次郎、原節子、小高たかし、鈴木幸子、真木順、月田一郎、河津清三郎、黒川弥太郎、村田知英子、志村喬 ■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術・装置 (音)=音楽 (出)=出演 |
|