占領時代の文字通りの落とし子と言える、混血児問題をテーマとした作品。磐梯山麓の農村で祖母と暮らす混血児の姉弟が描かれるが、今井監督は彼らを客観視できるように、クロース・アップの使用を避けている。また主人公が、いわゆる「良い子」ではないのも本作の特長。祖母を熱演して絶賛を集めた北林の実年齢は49歳であった。「キネマ旬報」ベストテン1位。
大ホール
キクとイサム
占領時代の文字通りの落とし子と言える、混血児問題をテーマとした作品。磐梯山麓の農村で祖母と暮らす混血児の姉弟が描かれるが、今井監督は彼らを客観視できるように、クロース・アップの使用を避けている。また主人公が、いわゆる「良い子」ではないのも本作の特長。祖母を熱演して絶賛を集めた北林の実年齢は49歳であった。「キネマ旬報」ベストテン1位。 '59(大東映画)(監)今井正(脚)水木洋子(撮)中尾駿一郎(美)江口準次(音)大木正夫(出)北林谷榮、長岡輝子、髙橋惠美子、奥の山ジョージ、清村耕次、朝比奈愛子、三国連太郎、三井弘次、織田政雄 ■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術・装置 (音)=音楽 (出)=出演 |
|