私利私欲に目がくらんだ産婦人科病院の院長(見明)。この院長と対立する副院長(宇佐美)に、看護婦の園枝(折原)と院長夫人(逢初)が共に思いを寄せる。舟橋聖一の原作「新胎」(1938年)を、弟の和郎が脚色。和郎はこれがシナリオ・デビューで、のちに数々の大映作品を手掛けた。なお本作は、戦後初の接吻映画と言われる松竹の『はたちの青春』(佐々木康監督、1946年)とほぼ同時期の公開だが、接吻はあくまで暗示されるだけ。
大ホール
彼と彼女は行く
私利私欲に目がくらんだ産婦人科病院の院長(見明)。この院長と対立する副院長(宇佐美)に、看護婦の園枝(折原)と院長夫人(逢初)が共に思いを寄せる。舟橋聖一の原作「新胎」(1938年)を、弟の和郎が脚色。和郎はこれがシナリオ・デビューで、のちに数々の大映作品を手掛けた。なお本作は、戦後初の接吻映画と言われる松竹の『はたちの青春』(佐々木康監督、1946年)とほぼ同時期の公開だが、接吻はあくまで暗示されるだけ。 '46(大映東京)(監)田中重雄(原)舟橋聖一(脚)舟橋和郎(撮)青島順一郎(美)下河原友雄(音)服部正(出)見明凡太朗、宇佐美淳、逢初夢子、折原啓子、浦邊粂子、千明明子、篠原成代、大原穰、加原武門、町田博子 ■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術・装置 (音)=音楽 (出)=出演 |
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