「眠狂四郎」シリーズに先駆けて、市川雷蔵がニヒルな剣士役を演じたといわれているのが本作。だが、ニヒルという語から期待されるのとは異なり、映画が進むにつれて雷蔵とヒロイン(近藤)の恋のドラマがメインになる。原作は川口松太郎の同名戯曲。三隅研次の演出による、雷蔵がヒロインに剣術の稽古をつける場面のロング・ショットが印象的。
大ホール
編笠権八
「眠狂四郎」シリーズに先駆けて、市川雷蔵がニヒルな剣士役を演じたといわれているのが本作。だが、ニヒルという語から期待されるのとは異なり、映画が進むにつれて雷蔵とヒロイン(近藤)の恋のドラマがメインになる。原作は川口松太郎の同名戯曲。三隅研次の演出による、雷蔵がヒロインに剣術の稽古をつける場面のロング・ショットが印象的。 '56(大映京都)(監)三隅研次(原)川口松太郎(脚)松村正温(撮)相坂操一(美)菊地修平(音)鈴木静一(出)市川雷藏、近藤美惠子、三田登喜子、角梨枝子、夏目俊二、千葉登四男、水原浩一、荒木忍、藤間大輔、細川俊夫 ■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術・装置 (音)=音楽 (出)=出演 |
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