東宝争議の際、新東宝に移籍して1952年に監督デビュー、『人間魚雷 回天』（1955年）で高く評価された松林宗惠が、56年に東宝へ復帰するまでの間に手掛けた隠れた佳作。国電駅前の交番に勤める巡査・和久井（小林）と彼の同僚たち（志村、宇津井、御木本）が毎日様々な事件に遭遇する。女心に疎い、お人よしの巡査を小林桂樹が好演している。新橋駅周辺のロケーション映像も見所。のちに松林は、小林出演の東宝「社長」シリーズの大半を演出する。
大ホール
よみがえる日本映画vol.3［新東宝篇］
The Little Known Japanese Cinema vol.3-NFC's Newly Acquired Collection from Major Film Studios
|
|
||||
| 2012.1.6-2.5 |
風流交番日記
（91分・35mm・白黒）
（91分・35mm・白黒）
‘55（新東宝）（監）松林宗惠（原）中村貘（脚）須崎勝彌（撮）西垣六郎（美）黑澤治安（音）宅孝二（出）小林桂樹、宇津井健、加東大介、多々良純、丹波哲郎、高田稔、志村喬、安西郷子、阿部寿美子、野上千鶴子、花岡菊子、千明みゆき、英百合子、御木本伸介、天知茂
■（監）＝監督・演出 （原）＝原作・原案 （脚）＝脚本・脚色 （撮）＝撮影 （美）＝美術・装置 （音）＝音楽 （出）＝出演
■スタッフ、キャストの人名は原則として公開当時の表記を記載しています。
■特集には不完全なプリントが含まれていることがあります。
■記載した上映分数は、当日のものと多少異なることがあります。
