瀬戸内海・小豆島の分校に赴任してきた若い教師と12人の教え子の交流を、戦争という時の推移のうちに描き出した日本の“国民的映画”。高峰の一つのイメージを築き上げた本作は、木下・高峰コンビによる同年の『女の園』とともに、ベストテンの1位と2位を占めた。オールロケーションにも見紛う自然なセットを作ることに成功した美術監督・中村公彦は、木下監督からまさに映画美術の原点を学んだのだと述懐している。
大ホール
二十四の瞳
瀬戸内海・小豆島の分校に赴任してきた若い教師と12人の教え子の交流を、戦争という時の推移のうちに描き出した日本の“国民的映画”。高峰の一つのイメージを築き上げた本作は、木下・高峰コンビによる同年の『女の園』とともに、ベストテンの1位と2位を占めた。オールロケーションにも見紛う自然なセットを作ることに成功した美術監督・中村公彦は、木下監督からまさに映画美術の原点を学んだのだと述懐している。 '54(松竹大船)(美)中村公彦(出)高峰秀子(教師・大石久子)(監)(脚)木下惠介(原)壺井栄(撮)楠田浩之(音)木下忠司(出)月丘夢路、小林トシ子、井川邦子、田村高廣、笠智衆、夏川静江、浦辺粂子、清川虹子、浪花千栄子、明石潮、天本英世、高原駿雄、南眞由美 ■(監)=監督 (製)=製作 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (動)=動画、アニメーション (撮)=撮影 (美)=美術・装置 (音)=音楽 (照)=照明 (出)=出演 (解)=解説・ナレーション |
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