「偉大なる“K”(3):木下惠介」(2000年8-11月)より
GHQが立廻りを禁止したため活躍の場を失っていた時代劇の重鎮・阪妻を、「破れ太鼓」とあだ名される昔気質の父親に起用した木下監督の喜劇。息子の田村高廣は「家にいる時の親父そのままだ、監督はどうして知ったのだろう」と感嘆したという。表向きのテーマは家庭の民主化だが、長男、長女、妻に家出され、会社まで潰した失意の父を励ます人々の暖かさも本作の魅力となっている。
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破れ太鼓
(108分・35mm・白黒) 「偉大なる“K”(3):木下惠介」(2000年8-11月)より ’49(松竹京都)(監)(脚)木下惠介(脚)小林正樹(撮)楠田浩之(美)小島基司(音)(出)木下忠司(出)阪東妻三郎、村瀬幸子、森雅之、大泉滉、小林トシ子、桂木洋子、大塚正義、澤村貞子、宇野重吉、滝澤修、東山千栄子、小澤栄、永田光男、青山宏、山崎敏夫、村上記代、桑原澄江、賀原夏子、中田耕二、大川温子、向井弘子、玉島愛造 ■(監)=監督 (原)=原作・原案 (脚)=脚本 (撮)=撮影 (美)=美術 (音)=音楽 (出)=出演 (解)=解説・ナレーション |
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