「偉大なる“K”(3):木下惠介」(2000年8-11月)より
東宝が争議のために松竹へ企画ごと譲ったもので、東西撮影所交流の第1作として木下が京都で撮った作品。木下はあえて原作を読まず、部落差別問題よりも恋人たちの苦悩の描写に重点を置き、細やかな自然描写とともにみずみずしい青春映画に仕上げた。『肖像』の娘役で木下がデビューさせた桂木洋子が恋人の志保を演じる。この年の3作品で、木下は毎日映画コンクール監督賞を初受賞した。
大ホール
破戒
「偉大なる“K”(3):木下惠介」(2000年8-11月)より ’48(松竹京都)(監)木下惠介(原)島崎藤村(脚)久板栄二郎(撮)楠田浩之(美)本木勇 (音)木下忠司(出)池部良、桂木洋子、瀧澤修、宇野重吉、清水將夫、加藤嘉、小澤栄太郎、東野英治郎、東山千栄子、村瀬幸子、薄田研二、菅井一郎、山内明 ■(監)=監督 (原)=原作・原案 (脚)=脚本 (撮)=撮影 (美)=美術 (音)=音楽 (出)=出演 (解)=解説・ナレーション |
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