「発掘された映画たち2001:ロシア・ゴスフィルモフォンドで発見された日本映画」(2001年3月)より
戦時体制下で製作された大映と中華電影の合作映画で、大規模な上海ロケを敢行した当時の話題作である。長州の志士、高杉晋作(阪妻)が上海で、英国の横暴やそれに対抗する太平天国の乱を目の当たりにし、攘夷思想(反欧米)を固めるという内容ではあるが、稲垣監督の巧みな演出指導と日中の豪華キャストが彩るスケールの大きな作品となっている。
大ホール
狼火は上海に揚る
「発掘された映画たち2001:ロシア・ゴスフィルモフォンドで発見された日本映画」(2001年3月)より ’44(大映=中華電影)(監)稲垣浩、岳楓(脚)八尋不二(撮)青島順一郎、高橋武則、黄絽芬(美)角井平吉(音)西梧郎、梁楽音(出)阪東妻三郎、月形竜之介、石黒達也、梅熹、李麗華、王丹鳳 ■(監)=監督 (原)=原作・原案 (脚)=脚本 (撮)=撮影 (美)=美術 (音)=音楽 (出)=出演 (解)=解説・ナレーション |
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