「発掘された映画たち2001:ロシア・ゴスフィルモフォンドで発見された日本映画」(2001年3月)より
樺太における豊原(ユジノサハリンスク)―真岡(ホルムスク)間の豊真鉄道敷設工事を背景に描いた、新興キネマのメロドラマ大作。1921年から28年にかけて行われた実際の工事に材を採っている。田中重雄監督は自在に俳優を操り、大掛かりな現地ロケーション撮影を行いつつ、悠々と物語を組み立てている。撮影の青島順一郎は、日活向島時代の溝口健二と組んだ名キャメラマン。
大ホール
北極光
「発掘された映画たち2001:ロシア・ゴスフィルモフォンドで発見された日本映画」(2001年3月)より ’41(新興東京)(監)田中重雄(原)(脚)村上元三(脚)(美)新藤兼人(撮)青島順一郎(美)植田種康(音)横田昌久(出)小柴幹治、美鳩まり、平井岐代子、原聖四郎、葛城文子、眞山くみ子、新田実、黑田記代、加藤精一、岩田祐吉、淡島みどり、逢初夢子、山口勇、上田寛、若原雅夫、浦辺粂子、原不二男、鳥橋一平、植村謙二郎 ■(監)=監督 (原)=原作・原案 (脚)=脚本 (撮)=撮影 (美)=美術 (音)=音楽 (出)=出演 (解)=解説・ナレーション |
|