「映画女優 高峰秀子」(2004年9-11月)より
麻酔の研究に没頭する青洲(市川)。その人体実験の被験者に志願する妻(若尾)と母(高峰)の激しい葛藤が描かれる。高峰は、有吉佐和子の小説群を「バズーカ砲の如き強烈な破壊力」と評したが、本作はまさにその重厚な構想力と新藤の繊細な人物造型、増村の鋭利な演出が三つ巴になって生み出されたものといえる。
![]() 大ホール
華岡青洲の妻
(99分・35mm・白黒) 「映画女優 高峰秀子」(2004年9-11月)より ’67(大映京都)(監)増村保造(原)有吉佐和子(脚)新藤兼人(撮)小林節雄(美)西岡善信(音)林光(出)市川雷蔵、若尾文子、高峰秀子、伊藤雄之助、渡辺美佐子、丹阿弥谷津子、原知佐子、浪花千栄子、内藤武敏、伊達三郎、田武謙三、木村玄、南部彰三、舟木洋一(解)杉村春子 ■(監)=監督 (原)=原作・原案 (脚)=脚本 (撮)=撮影 (美)=美術 (音)=音楽 (出)=出演 (解)=解説・ナレーション |
![]() |