敗色濃い戦争末期のレイテ島を舞台に、極限状況で人肉食までしてしまう日本兵を描いた大岡昇平の小説を映画化。船越英二は、人間らしさを失い不気味な生き物と化してしまった主人公を演じ、市川の見据えた寂寥感を見事に伝えている。
大ホール
野火
敗色濃い戦争末期のレイテ島を舞台に、極限状況で人肉食までしてしまう日本兵を描いた大岡昇平の小説を映画化。船越英二は、人間らしさを失い不気味な生き物と化してしまった主人公を演じ、市川の見据えた寂寥感を見事に伝えている。 ’59(大映東京)(監)市川崑(出)船越英二(田村)(原)大岡昇平(脚)和田夏十(撮)小林節雄(美)柴田篤二(音)芥川也寸志(出)滝沢修、ミッキー・カーチス、星ひかる、潮万太郎、月田昌也、杉田康、浜口喜博、石黒達也、稲葉義男、浜村純、佐野浅夫、伊達信、伊東光一、飛田喜佐夫、大川修 ■(監)=監督 (製)=製作 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (録)=録音 (美)=美術・装置 (編)=編集 (音)=音楽 (出)=出演 (解)=解説・ナレーション |
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