深沢七郎のベストセラー小説を基に、姥捨て伝説が歌舞伎的な意匠を用いた独特な様式美で描かれる。絹代は、まだまだ健康だが自然の摂理として自らの死期を悟っているおりんに扮し、人間の生の悲しさや尊さを体現した。キネマ旬報ベストワンに輝き、興行的に大成功を収めた作品。
大ホール
楢山節考
（98分・35mm・カラー）
（98分・35mm・カラー）
’58（松竹大船）おりん（監）（脚）木下惠介（原）深澤七郎（撮）楠田浩之（美）伊藤憙朔（音）杵屋六左衛門（長唄作曲）、野澤松之輔（浄瑠璃作曲）（出）高橋貞二、望月優子、市川団子、宮口精二、伊藤雄之助、東野英治郎、三津田健、小笠原慶子、織田政雄、西村晃、鬼笑介、高木信夫
■（監）＝監督・演出 （原）＝原作・原案 （脚）＝脚本・脚色 （撮）＝撮影 （美）＝美術・装置 （音）＝音楽 （出）＝出演
■クレジットの赤字は田中絹代の役名です。
■スタッフ、キャストの人名は原則として公開当時の表記を記載しています。
■記載した上映分数は、当日のものと多少異なることがあります。
■特集には不完全なプリントが含まれていることがあります。
