新藤兼人が自作の戯曲を脚色、監督した作品。家計のためにアメリカへ嫁いだ秀代(絹代)の帰国をきっかけに、弟である飲み屋の店主(小沢)一家の問題が一気に露呈する。絹代は、自己犠牲が徒労だったことをショックとともに受け止めてゆく秀代の精神的な強さ弱さを巧みに浮き彫りにしている。
大ホール
悲しみは女だけに
新藤兼人が自作の戯曲を脚色、監督した作品。家計のためにアメリカへ嫁いだ秀代(絹代)の帰国をきっかけに、弟である飲み屋の店主(小沢)一家の問題が一気に露呈する。絹代は、自己犠牲が徒労だったことをショックとともに受け止めてゆく秀代の精神的な強さ弱さを巧みに浮き彫りにしている。 ’58(大映東京)秀代(監)(脚)新藤兼人(撮)中川芳久(美)丸茂孝(音)伊福部昭(出)小澤榮太郎、京マチ子、望月優子、杉村春子、市川和子、船越英二、乙羽信子、水戸光子、宇野重吉、見明凡太朗、殿山泰司 ■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術・装置 (音)=音楽 (出)=出演 |
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