心境小説の傑作と評された島崎藤村の同名短篇小説を映画化。原作が持つ現実的な生々しさを極力排除し、妻に先立たれた無骨な父(笠)と4人の子供との交流が淡々と描かれる。女中・お徳に扮した絹代の観察者としての存在感と、雪村いづみの清々しい演技が稲垣監督の期待に応えている。
大ホール
嵐
心境小説の傑作と評された島崎藤村の同名短篇小説を映画化。原作が持つ現実的な生々しさを極力排除し、妻に先立たれた無骨な父(笠)と4人の子供との交流が淡々と描かれる。女中・お徳に扮した絹代の観察者としての存在感と、雪村いづみの清々しい演技が稲垣監督の期待に応えている。 ’56(東宝)お徳(監)稲垣浩(原)島崎藤村(脚)菊島隆三(撮)飯村正(美)北猛夫、植田寛(音)深井史郎(出)笠智衆、久保明、雪村いづみ、加東大介、東郷晴子、大塚國夫、中北千枝子、清水元 ■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術・装置 (音)=音楽 (出)=出演 |
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