かつての学友が社会に出て若社長と社員という皮肉な関係に立たされる。絹代扮するベーカリーの看板娘をめぐって友情は揺れる。小津が『落第はしたけれど』などの学生もので描いてきた屈託のない世界から脱して、サラリーマン社会の冷たい現実にも迫った一篇。
大ホール
青春の夢いまいづこ
かつての学友が社会に出て若社長と社員という皮肉な関係に立たされる。絹代扮するベーカリーの看板娘をめぐって友情は揺れる。小津が『落第はしたけれど』などの学生もので描いてきた屈託のない世界から脱して、サラリーマン社会の冷たい現実にも迫った一篇。 ’32(松竹蒲田)ベーカリーの娘お繁(監)小津安二郎(原)(脚)野田高梧(撮)茂原英朗(出)江川宇礼雄、斎藤達雄、武田春郎、水島亮太郎、大山健二、笠智衆、坂本武、飯田蝶子、葛城文子、伊達里子、二葉かほる、花岡菊子 ■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術・装置 (音)=音楽 (出)=出演 |
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