小津の復員後第2作。幼子の急病と入院のためにやむを得ず一夜身を売った妻・時子を、戦地から帰った夫(佐野)が許すまでを描く。『夜の女たち』で好評だった絹代は、溝口とまったく異なる小津の演出にも見事に応え、2年連続で毎日映画コンクール女優演技賞を受賞した。
大ホール
風の中の牝雞
小津の復員後第2作。幼子の急病と入院のためにやむを得ず一夜身を売った妻・時子を、戦地から帰った夫(佐野)が許すまでを描く。『夜の女たち』で好評だった絹代は、溝口とまったく異なる小津の演出にも見事に応え、2年連続で毎日映画コンクール女優演技賞を受賞した。 ’48(松竹大船)時子(監)(脚)小津安二郎(脚)齋藤良輔(撮)厚田雄春(美)濱田辰雄(音)伊藤宜二(出)佐野周二、村田知英子、笠智衆、坂本武、高松榮子、水上令子、文谷千代子、長尾敏之助、中川健三、岡村文子、清水一郎、三井弘次、手代木國男、谷よしの、中川秀人 ■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術・装置 (音)=音楽 (出)=出演 |
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