当時の戦況など社会的背景が極力控えめに描かれ、数々の辛苦を乗り越えてゆく逞しい女・おしげの生き様に焦点が当てられている。流転する彼女の運命が、渋谷の演出と絹代の演技力により自然な形で描かれ、そのリアルさが評価された。
大ホール
或る女
当時の戦況など社会的背景が極力控えめに描かれ、数々の辛苦を乗り越えてゆく逞しい女・おしげの生き様に焦点が当てられている。流転する彼女の運命が、渋谷の演出と絹代の演技力により自然な形で描かれ、そのリアルさが評価された。 ’42(松竹大船)おしげ(監)澁谷實(脚)池田忠雄、津路嘉郎(撮)森田俊保(美)濱田辰雄(音)安部威(出)佐野周二、河村黎吉、齋藤達雄、徳大寺伸、木暮実千代、文谷千代子、伏見信子、坂本武、忍節子 ■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術・装置 (音)=音楽 (出)=出演 |
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