黒木自身も会員だった「平和博物館を創る会」に指名されて監督した短篇で、1945年1月の東京初空襲の際に亡くなったという東京・銀座の小学生が現代に甦る。高間賢治のキャメラは少年が銀座をさまよう姿をその目線の高さで追っている。
大ホール
ぼくのいる街
黒木自身も会員だった「平和博物館を創る会」に指名されて監督した短篇で、1945年1月の東京初空襲の際に亡くなったという東京・銀座の小学生が現代に甦る。高間賢治のキャメラは少年が銀座をさまよう姿をその目線の高さで追っている。 ’89(平和博物館を創る会)(撮)高間賢治(音)加藤一郎(出)田中清久(解)荻野目慶子 TOMORROW 明日
原爆投下までの最後の一日を送っている長崎爆心地付近の庶民を描いた黒木後期の代表作。結婚式、出産、召集令状の到着といった人それぞれの出来事を描くにあたり、黒木らは井上光晴の原作にあった時間の流れを解体し、スケッチ風の演出を時系列的に重ね合わせた。その形式について黒木は「純粋なフォルムをいかに貫徹させるか」とのちに記している。 ’88(ライトヴィジョン=沢井プロ=創映新社)(原)井上光晴(脚)黒木和雄、井上正子、竹内銃一郎(撮)鈴木達夫(美)内藤昭(音)松村禎三(出)桃井かおり、南果歩、仙道敦子、黒田アーサー、佐野史郎、岡野進一郎、長門裕之、殿山泰司、草野大悟、絵沢萠子、水島かおり、森永ひとみ、伊佐山ひろ子、なべおさみ、入江若葉、横山道代、荒木道子、賀原夏子、楠トシエ、三木てるみ、馬渕晴子、原田芳雄、田中邦衛 ■(監)=監督 (製)=製作 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色・コメンタリー (撮)=撮影 (美)=美術 (衣)=衣装 (録)=録音 (音)=音楽・選曲 (解)=解説・ナレーター (出)=出演 |
|