老人を山に捨てる「姨捨て」伝説に基づく同名小説が原作。生に満ちた山村で、姨捨ての時期を悟る老婆と、戸惑いつつも老婆との別れを受け入れてゆく家族たちの姿を通して生の切なさが語られる。生き物が生き物を食べたり、生殖したりするシーンを挿入することで、木下恵介の『楢山節考』(1958年)とは異なるリアリズムを加味しようと試みた、と今村は語る。
大ホール
楢山節考
老人を山に捨てる「姨捨て」伝説に基づく同名小説が原作。生に満ちた山村で、姨捨ての時期を悟る老婆と、戸惑いつつも老婆との別れを受け入れてゆく家族たちの姿を通して生の切なさが語られる。生き物が生き物を食べたり、生殖したりするシーンを挿入することで、木下恵介の『楢山節考』(1958年)とは異なるリアリズムを加味しようと試みた、と今村は語る。 ’83(東映=今村プロ)(原)深沢七郎(脚)今村昌平(撮)栃沢正夫(美)稲垣尚夫(音)池辺晋一郎(出)緒形拳、坂本スミ子、左とん平、あき竹城、小沢昭一、常田富士男、深水三章、倉崎青児、高田順子、倍賞美津子、殿山泰司、樋浦勉、ケーシー高峰、小林稔侍、清川虹子、横山あきお、三木のり平、辰巳柳太郎 ■(監)=監督 (製)=製作 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色・コメンタリー (撮)=撮影 (美)=美術 (衣)=衣装 (録)=録音 (音)=音楽・選曲 (解)=解説・ナレーター (出)=出演 |
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