会場
東京国立近代美術館フィルムセンター展示室(7階) 会期
2006年4月4日(火)~9月24日(日) 休室日
月曜日および 5月29日(月)- 6月 5日(月)は休室 観覧料
一般200円(100円)/大学生・シニア70円(40円)/高校生40円(20円) 主催
東京国立近代美術館フィルムセンター 溝口芸術を支えた伝説の映画美術監督、水谷浩の人と仕事
水谷浩(1906-71)は、東京美術学校(現在の東京芸術大学)に在学中の1927年、松竹キネマ蒲田撮影所に入社して映画界への第一歩を踏み出しました。当時の所属は「大道具課装置係」、担当作品には牛原虚彦、豊田四郎、小津安二郎の他、清水宏や斎藤寅次郎の無声映画も含まれていたと言われています。その後、帝キネ、新興キネマへと活動の場を移しながら「祇園祭」をはじめとする溝口健二作品、「霧笛」など村田実作品での仕事が注目を集め、溝口とともに招かれた松竹下加茂では「残菊物語」「浪花女」「芸道一代男」(いわゆる「芸道三部作」)で明治ものの美術を極めます。また、1941年の「元禄忠臣蔵」では松の廊下を初めて原寸大で再現する一方、史実の中にも自在なデフォルメを加え、映画における「美術監督」の存在感を不動のものとしました。そして戦後の「西鶴一代女」「近松物語」などで、国際的にも高まりを見せる《溝口芸術》の評価に多大な貢献をなしたことは、あらためて繰り返すまでもありません。 テーマ:「伝説の美術監督 水谷浩」
語り手:入江良郎(フィルムセンター主任研究員) テーマ:「水谷浩の影絵映画」
語り手:三上陸男氏(映画美術監督) テーマ:「映画美術の愉しみ」
語り手:板倉史明(フィルムセンター研究員) テーマ:「水谷浩とその周辺」
語り手:田中眞澄氏(映画史家) テーマ:「21世紀・これからの映画美術と水谷浩」
語り手:種田陽平氏(映画美術監督) テーマ:「『楊貴妃』にみる水谷美術監督の創造性」
語り手:岡田定氏(映画美術監督) ※日時は変更することがございます。ご了承ください。 |
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