アンジェイ・ワイダ3本目の習作。陶器の制作を題材にした、正攻法の文化映画(記録映画)。撮影は『地下水道』など「ポーランド派」の傑作群で知られるリプマンが担当。
小ホール
ポーランド短篇名作選集1(計92分)
イウジャ産陶器 Ceramika iłżecka アンジェイ・ワイダ3本目の習作。陶器の制作を題材にした、正攻法の文化映画(記録映画)。撮影は『地下水道』など「ポーランド派」の傑作群で知られるリプマンが担当。 ’51(監)(脚)アンジェイ・ワイダ (撮)イェジー・リプマン (語り)アントニ・ボフジェヴィチ 太陽のない時間
Godzina bez słońca 3人の少年のささいないたずらの結末を描く、ほのぼのとしたフィクション。撮影は『灰とダイヤモンド』のイェジー・ヴイチク。若き日のロマン・ポランスキが出演している。 ’54(監)(脚)パヴェウ・コモロフスキ(1930-) (撮)イェジー・ヴイチク (出)アンジェイ・コザク、ロマン・ポランスキ ロンド
Rondo シュールでグロテスクな感覚の作品。幾何学模様にテーブルが配置されたレストランで繰り広げられる、逃げるウェイターとそれを追いかける男の話。主演は、劇作家・小説家として知られるムロジェク。 ’58(監)(脚)ヤヌシュ・マイェフスキ(1931-) (撮)ヴィトルト・レシュチンスキ (音)カジミェシュ・セロツキ (出)スワヴォミル・ムロジェク、ステファン・シュラフティチ ランプ
Lampa 老人が人形をつくっている。仕事を終えた老人が帰ったあとには、人形たちの世界がはじまる。 ’58(監)(脚)(出)ロマン・ポランスキ (撮)クシシュトフ・ロマノフスキ 遊び
Zabawa 「雪解け時代」の、フランス映画のような自由な雰囲気が漂う作品。自家用車競争を題材にした異色作。 ’60(監)ヴィトルト・レシュチンスキ(1933-) (撮)アンジェイ・コステンコ、ヴォイチェフ・パルモフスキ (出)エヴァ・フリコフスカ、ヴウォジミェシュ・ビェリツキ エロティック
Erotyk 新聞紙が一面に吊るされた部屋に鏡がひとつ。そこに男と女がいる。スコリモフスキらしい、挑発的な作品。 ’61(監)イェジー・スコリモフスキ(1936-) (撮)ヤツェク・スタフレフスキ (出)エルジビェタ・チジェフスカ、グスタフ・ホロウベク 100人以上の乗客のためのコンパートメント
Przedział na sto i więcej osób 電車のコンパートメントで繰り広げられるシンプルな密室劇。新聞を開くとそこには向かいに座っている男の写真。男はさりげなく立ち去ろうとするが…。 ’65(監)マレク・ピヴォフスキ(1935-) (撮)ズビグニェフ・レブズダ (出)ヴウォジミェシュ・スコチラス、ロマン・シリヴォニク 役所
Urząd 年金申請窓口での事務員と人々とのやりとりを記録したドキュメンタリー。事務員は問い続ける。「今までの人生で、あなたは何をしてきましたか?」。 ’66(監)(脚)クシシュトフ・キェシロフスキ (撮)レホスワフ・チシェンソフスキ 両手を挙げて
Z podniesionymi rękami マケドニア出身の監督が撮ったカンヌ国際映画祭短篇部門パルム・ドール受賞作。ワルシャワのゲットーで両手を挙げている少年の写真。その直後を想定したフィクション。 ’85(監)(脚)ミトコ・パノフ(1963-) (撮)ヤロスワフ・ショダ (音)ヤヌシュ・ハイドゥン (出)ヤロスワフ・ドゥナイ、モニカ・モゼル、クシシュトフ・フラニョ グーチャ
Gucia 7歳の男の子トメクと女の子グーチャの小さな恋の物語。ケンジェジャフスカは女性らしい感性で子供の表情を引き出していく。彼女の最新作『僕がいない場所』(2005年)は、今秋日本公開予定。 ’85(監)(脚)ドロタ・ケンジェジャフスカ(1957-) (原)イェジー・アンジェイェフスキ (撮)ヤロスワフ・ショダ (音)ズビグニェフ・ザマホフスキ (出)ヴァルデク・カリシュ、アガタ・ポコロフスカ |
|