年間スケジュール(2019年)
国立映画アーカイブ
2019年度上映・展示・教育普及企画スケジュール
*館内整備等のため、2020年3月9日[月]から2020年5月28日[木]まで休館します。
*企画の名称、日程、内容等は変更されることがあります。
*各企画の詳細は確定次第、順次公開いたします。
長瀬記念ホール OZU
映画監督 深作欣二
Kinji Fukasaku Retrospective
2019年4月23日[火]-5月26日[日]
1961年に監督デビューし、2003年に逝去するまで約60本の劇映画を撮った深作欣二監督(1930-2003)の大回顧特集。敗戦後の焼け跡の光景に民衆の渦巻くエネルギーを見出し、アクションや暴力表現を革新した映画作家の軌跡を追う。
EUフィルムデーズ2019
EU Film Days 2019
2019年5月31日[金]-6月27日[木]
共催:駐日欧州連合代表部およびEU加盟国大使館・文化機関
欧州連合(EU)加盟国の映画を一同に集めて紹介する恒例の「EUフィルムデーズ」。2019年は17回目(当館での開催は12回目)を迎え、各国の近作・話題作を通して、EU各国の魅力とその文化的多様性を紹介する。
逝ける映画人を偲んで2017-2018
In Memory of Film Figures We Lost in 2017-2018
2019年6月29日[土]-9月1日[日]
2017年から2018年までの間に逝去した監督、俳優、スタッフなど日本の様々な映画人を作品の上映を通して追悼する企画。
第41回ぴあフィルムフェスティバル
41st Pia Film Festival
2019年9月7日[土]-21日[土]
共催:一般社団法人PFF、公益財団法人川喜多記念映画文化財団、公益財団法人ユニジャパン
映画の新たな才能を発見し、多くの若い映画作家を育成してきた、ぴあフィルムフェスティバル。第41回目を迎え、世界最大の自主映画コンペティション「PFFアワード」の他、ユニークな特集や映画人をゲストに招いたイベントも開催する。
日墺洪国交樹立150周年
オーストリア映画・ハンガリー映画特集
Films from Austria and Hungary
ーCelebrating 150th Anniversary of the Diplomatic Relations with Japan
2019年10月10日[木]-20日[日]、11月23日[土]-24日[日]
共催:駐日ハンガリー大使館、駐日オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム東京
日本とオーストリア、ハンガリーの国交関係樹立150周年を記念し、両国の映画約8プログラムを選定して上映。
アメリカ議会図書館 映画コレクション
Film Treasures from the Library of Congress
2019年10月31日[木]-11月10日[日]
共催:東京国際映画祭、アメリカ議会図書館、モーション・ピクチャー・アソシエーション(MPA)
MoMA、オーソン・ウェルズ、UCLA、ジョージ・イーストマン博物館特集に続き、東京国際映画祭、MPAとの共催で、アメリカ映画とフィルムアーカイブの活動を紹介する企画。2019年はアメリカ議会図書館の映画コレクションを上映する。
サイレントシネマ・デイズ 2019
Silent Film Days 2019
2019年11月12日[火]-17日[日]
欧米各地で開催されている無声映画祭と同様に、弁士の説明や生演奏を付けて無声映画を上映する企画。本年は所蔵外国映画を中心に、6プログラムを組んで上映。
オリンピック記録映画特集――より速く、より高く、より強く
Documentary Films of the Olympic Games: Faster, Higher, Stronger
2019年11月26日[火]-12月22日[日]
東京2020オリンピック・パラリンピックの開催を控え、近代オリンピックの記録映画を一挙上映する。各競技の歴史や名アスリートの活躍を見る楽しみのほか、レニ・リーフェンシュタール、市川崑、クロード・ルルーシュ、篠田正浩、カルロス・サウラといった映画作家の活躍の場としても意義深い企画。
映画監督 河瀨直美
Naomi Kawase Retrospective
2019年12月24日[火]-27日[金]、2020年1月4日[土]-19日[日]
1990年代初めに自らを撮った8mmドキュメンタリー作品で注目され、その後35mm長篇劇映画にも進出して国際映画祭等で数々の賞に輝き、東京2020オリンピック競技大会では公式映画監督に就任するなど、現代日本映画を代表する存在となった河瀨直美監督(1969-)の回顧特集。当館として初の日本人女性の劇映画監督の特集となる。
戦後日本ドキュメンタリー映画再考
Rethinking Postwar Japanese Documentary Films
2020年1月21日[火]-3月8日[日]
日本映画を豊穣にしたもう一つの映画文化であるドキュメンタリーの分野に光を当て、第二次大戦後から1990年代までの日本社会を鋭く捉えた映画作家たちの業績を幅広く紹介する。
ユネスコ「世界視聴覚遺産の日」記念特別イベント等、長瀬記念ホール OZUで行う教育普及企画については、こちらをご覧ください。
小ホール
教育普及企画
Film Class of 2019
会 場:小ホール
開催日:
「PR映画にみる映画作家たち」
2019年5月8日[水]、22日[水]、6月5日[水]、19日[水]、7月3日[水]、
「日本の女性監督―道を拓いた女たち」
2019年10月9日[水]、23日[水]、11月6日[水]、20日[水]、12月4日[水]
映画芸術や映画保存を学ぼうとする方々に向けた講座型上映会。テーマごとに、所蔵フィルムの中から代表的な作品を解説付きで上映する。
Kids' Cinema: The Summer Vacation of 2019
会 場:小ホール
開催日:2019年7月26日[金]-27日[土]、8月2日[金]-3日[土]
小・中学生を対象に、スクリーンでの映画(フィルム)鑑賞を通して、映画芸術の素晴らしさ、楽しさを体験してもらい、豊かな情操と高い映像リテラシーを育むことを目的とした解説付き上映会。
In Celebration of UNESCO World Day for Audiovisual Heritage
『日本の娘』[デジタル復元版]特別上映会
会 場:長瀬記念ホール OZU
開催日:2019年10月26日[土]
ユネスコ「世界視聴覚遺産の日」(10月27日)を記念し、映画・映像保存の大切さを考える特別イベント。
V4 Countries Kids Film Festival
共 催:V4各国大使館・文化機関
会 場:小ホール
開催日:2019年12月7日[土]
子どもたちを対象に、ヴィシェグラード4か国(V4:チェコ、ポーランド、ハンガリー、スロバキア)のアニメ映画や優れた作品を上映し、各国の文化を紹介する企画。
次世代を拓く日本映画の才能を探して
会 場:小ホール
開催日:2020年2月14日[金]・15日[土]
若手監督を発掘し続けてきた国内5つの映画祭が一堂に集い、期待の監督の受賞作品を上映。次世代の日本映画を拓く若い才能と出会える濃密な2日間。
展示室(企画展)
キネマ旬報創刊100年記念
映画イラストレーター 宮崎祐治の仕事
The Works of Yuji Miyazaki, Illustrator for Films
At the Centenary of Kinema Junpo Magazine
2019年4月23日[火]-8月25日[日]
創刊100年を迎える「キネマ旬報」誌を中心に、数々の映画雑誌、カレンダーや書籍の装丁、ポスターなど、40年以上にわたって映画ファンに親しまれてきた宮崎祐治氏のイラストレーションの魅力に迫る。
映画雑誌の秘かな愉しみ
The Discreet Charm of Film Magazines
2019年9月7日[土]ー12月1日[日]
映画の歴史に寄り添って脈々と生み出されてきた映画雑誌に着目し、映画黎明期の貴重な刊行物、映画ファンに愛された総合誌や華やかなスター雑誌、さらに評論誌・業界誌からミニコミに至るまでさまざまな特徴や魅力を備えた日本の映画雑誌を一堂に展示する。
日本・ポーランド国交樹立100周年記念
ポーランドの映画ポスター
Polish Posters for Films
100th Anniversary of Poland-Japan Diplomatic Relations
2019年12月13日[金]-2020年3月8日[日]
共催:京都国立近代美術館
世界に誇るグラフィック・デザイン大国であるポーランドのポスター作家が生み出した、鋭敏な感覚あふれる映画ポスターの名作群を紹介する。
展示室(常設展)
NFAJコレクションでみる 日本映画の歴史
Nihon Eiga: The History of Japanese Film
From the NFAJ Non-film Collection
映画の渡来した19世紀末から発展を続けた日本映画の豊かな歴史を、長年当館が収集してきた多彩なコレクション(ポスター・スチル写真・雑誌・製作資料・業界資料・キャメラなど機械類・映画人の遺品・映像など)によってたどる。
※各企画展に併設